スパイスでなく

 銀座でカフェタイム、有楽町で飲み会の日曜日。お付き合いしてくれたのは、毎度お世話になっておりますな葉っぱ嬢としーちゃん。当初は「キノコ展」に行く予定だったのが、なんと日曜祝日が休みという落とし穴。

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 かくて急遽の行き先変更。
 前から行ってみたかったカフェの「GINZA KARACU]へ。

 写真は私のオーダーした「石窯スフレ」(\945)

 スフレと言えば前に自由が丘で体験したけれど、それよりずっと甘さ控えめでオレンジの香りと一緒にむしろ和風な甘みを感じる。口あたりはかなりのふわっふわ。
 しかし大きさと値段を比較すると…コストパフォーマンス低いなあ。まあ、スフレに限らず甘いものを大量に食べるのは野暮でしかないけれど。

Img_0790 こちらは葉っぱちゃんのフルーツ・グラタン。 プリンのようなものかと思ったら思いのほかとろとろで驚いた。甘さでいえばこちらのほうがスフレよりずっと強い。

 写真はないけれど、しーちゃんのケーキもひと口もらったら洋酒のしっかり効いた濃い味だった。

 夕方になると同時に飲み屋へ突貫。私の栄養補給に協力して頂きました。
 私にとって「食事」は「誰かと過ごすこと」とイコールで結ばれるので、ひとりのときはどうしたって作るのも食べるのも面倒になる。極端なことを言えば単純に栄養摂取の義務と考えてしまう。だからツナ缶だろうがSOYJOYだろうが、「要は食べてればいいんでしょ」的な発想になる。

 特別な会話でなくていい。旬の野菜のこととか、味のこととか、今日はこれが特売で最後の一個だったんだよ、とか――そういう他愛もないこと。あるいは喋りたくないなら黙っていたっていい。喋っていても黙っていても一緒にいられるのが家族で、意味なんかなくても繋がりあえる関係は、決して他のものではとっかえがきかない。私にとってその存在は美味しく食べるためのスパイスではなく、むしろ米やパン以上の「主食」となりうる。
 いま一人暮らしをしている人だって、たまに家族と一緒に食べるご飯はやはりなにか違うものを感じるんじゃないだろうか。それは舌よりも心で味わうものとして。

 恋人や友人は家族とはまた違うけれど、一緒にいてご飯を食べることを許し・許される仲というのはやっぱり特別で得難いから。
 ネットだけで繋がる相手よりも、直接「ご飯食べようよ」と言える相手。そういう相手にもっと目を向け心を傾けなければいけないのだと、最近とみにそう思う。

 生きている間しか一緒に過ごせないのだから。

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ワインは壜の中の太陽

 と、フランスでは言うらしい。

 地元のちょっと変わった酒屋(店主のワイン好きが高じて、他の売り場面積を小さくしてまで本格的なワインセラーを備え付け、店主自らフランスやイタリアに買い付けに行って個人輸入して販売している。だから入荷数が少ない上によそでは見ないようなマニアックなワインが並んでいたりする)に誘われて、ワインセミナーに参加してきた。こういった催しに独りで参加するのはまったく苦でない自分を好ましく思う。

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 チェックシートを渡されて、この日は赤・白・ロゼと7種類のワインを試飲する。

 これくらいの量でも7杯となると結構きますよ。同じテーブルの中にそれほど飲まない人がいたりすると、自然にというか、なぜか気がつくと私のグラスに注がれているし…。

 結局、フルボトル一本近くは飲んだ計算になるんじゃなかろうか…。帰宅したあとは、さすがにお風呂に入ってばったりお休み!でした。

 ところでワインのテイスティングのお話。

 レストランなどでソムリエがテイスティングをお客に頼むとき、カップルなら男性に、グループなら「いちばん偉そうな人」に頼む、ということを講師の方から聞いたけれど。私、カップルでもグループでも、ほぼ100%の確率でテイスティングを依頼されるんですが……。

 今年の目標:謙虚な態度

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ビールの日

 真夏日だったので。(今年初だそうだ)
 マイケル・ジャクソンの訃報を聞いたので。(実はDVDを持っている)
 ボーナスが出たので。(このご時世にありがたや)

 一週間、よくがんばりました。自分。

 でも子育てしながら住宅ローンまで払っていた親に比べたら、てんでまだまだ、「甘い」と一喝されてしまうのだろうなあ。

 遺骨と遺影の前にビールを添えながら、やっぱり今でも親に頭が上がらない。

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初めてのキスとクリエーターズマーケット

 仕事帰りのじゃりさんと合流し、私の動物性たんぱく質摂取のための焼き肉三昧をしたあと、今夜のお泊り先であるじゃりさん宅へお邪魔する。お布団は敷いてもらうわお風呂は借りるわで、じゃりさんにもお母様にも大変お世話になりました。

 じゃりさんの部屋にビールとワインを持ち込んで、ニコ動やアンティークのサイトを見ながらまったり過ごしたのですが、なぜか葉っぱ嬢の傍らには常にじゃりさんの愛猫・ちびとら君の姿が。どうやら葉っぱ嬢をいたく気に入った様子。背を撫でさせ、目を閉じ、顎をつんと上げて「猫キス」をねだるほど。

 「こ、これ、どうすればいいんですか!?」
 「猫キスすればいいんだよ。鼻と鼻をくっつけるの」

 私とじゃりさんが見つめる中、ぎこちなく猫の肩に手を回し、顔の角度をあれこれ変えながらそろそろと鼻を近づける葉っぱ嬢。その様子はまるで好きな女の子に初めてキスをする男子中学生のよう。そして「猫キス」をした瞬間、大きくのけぞる葉っぱ嬢。

 「鼻がっ! 鼻が濡れているっ」

 猫っていうのはそういうものです。いやぁ、初々しいものを見せてもらいました。じゃりさんと二人でにやにやしてしまったよ。

 翌朝、お母様手作りの美味しい朝食をたっぷり頂き、じゃりさん宅をお暇する。今日の行き先は「クリエーターズマーケット」。開催概要はサイトを読んでもらうとして、私の個人的な感想などを少し。

 プロもいればモノ作りが好きな素人の作品もあったけれど、自分の好きなものを気ままに作ってます、という人の作品や、これは少し頑張れば私でも作れそうだな、と思う作品は正直欲しいと思わなかった。
 作り手が自分を見ているか、それとも「客」を意識しているかは作品に大きな違いを生み出す。つまり客である素人を感心させる技術であったりセンスであったりするもの、そういうものを持ち合わせて初めて「職人の作品」になるのではないだろうか。
 モノを作る人を私はとても尊敬しているので(技術もセンスも根気もないゆえに)、これはお金を出してでも欲しい――と思わせる作品がこれからも生まれて欲しいと思っている。なにもアンティークばかり買っているわけではないので。

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 そんななかで買ったもの。
 「ふわふわ堂」の消しゴムはんこ。決め手はファンタジアを感じたことかな。

 もうひとつコットンリネンのワンピースを購入。これは完全部屋着…もといパジャマにする。そして携帯のストラップもひとつ。あげる相手のイメージにちょうど合っていたので。

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 新幹線に乗る前に味噌カツを食す。

 慌しくも楽しかった二日間、葉っぱ嬢もじゃりさんもお疲れ様でした。いつも東京で会うけれど違う場所で遊ぶのも新鮮でしたよ。

 じゃりさんに次は「リトルワールドで民族衣装を着よう!」と誘われたものの…。民族衣装か…着られるのあるかなあ? でも楽しそうなところなので、行くときにはじゃりさん、よろしくね。次はイレギュラーが起きませんように!

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乙女チックで行こう!~明治村のレディは上から目線ズ~

Img_0727 行ってきました、明治村。歓迎されます、明治村。

 本当なら私・葉っぱ嬢・じゃり猫さんの三人で回るはずだったのが、前日のイレギュラー発動でじゃりさんは急遽欠席。仕事とはいえ気の毒としか言いようがない…。よって、事情により二時間しか寝ていない私と、スパイシーさが持ち味の葉っぱ嬢で巡ることに。

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 (左)和と洋のコラボレーション、名古屋名物・小倉ドック。ひと口食べた葉っぱ嬢いわく「味覚が崩壊する!」

 (中央)呆れるほど良いお天気な明治村風景。ひ、日焼けが…。

 (右)カメラを向けたらちゃんとポーズをとってくれる巡査。さすが客商売を心得ていらっしゃる。

 明治という時代が好き。それまでの常識やら価値観が根底から覆される出来事が起きて、西洋と東洋、既存と未知、新しいものと古いものが暖流と寒流みたいにどーん!とぶつかり合い、反発したり入り混じったりで大変なことがすごく多かったとしても、途方もない夢や将来を思い描いて突っ走れた時代でもあったんじゃないだろうか。結果的に日本は間違った方向に走ったけれど、勢いのある時代というのは輝きがある。

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 私が西洋建築好きなのでついそちらの写真が多くなるけれど、森鴎外・夏目漱石の住宅など和風建築も結構あります。ちなみにびっくりするほど小さい小泉八雲邸は駄菓子屋になっていた。

 個人的に面白かったのが「清水医院」で、診察室の中で白衣を着て写真を撮ったら。
 「なにをされるのか不安がる患者(マリー)」と、「間違った方向にやる気満々の医者(葉っぱ嬢)」という図になった。

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 電気ブランは文明開化の味。

 とにかく暑かったのでチェイサー代わりのビールが美味しい。2時間睡眠の私はアルコールでHPをむりやり回復。すぐに体力がレッドゾーンになるわりに、てくてくとよくまあ歩いたと思う。

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 本日のメイン・イベント。これのために明治村に来たと言っても過言ではない。時代衣装で記念撮影!
 ドレスの選択には熱が入る。二人して互いの選んだ衣装にダメ出しをした結果、葉っぱ嬢のは私が、私のは葉っぱ嬢が選ぶことに。

 葉っぱ嬢のドレスは青緑色に黒の地模様、裾飾りも黒、レースは控えめにややタイトなドレス。黒レースの手袋に、帽子は黒と銀のマーブル。
 私は「あなたは紫を着こなせる人です!」のひと言に押され、明るい紫に白レースをふんだんに使った裾広がりのドレス。白いサテンの手袋、帽子はドレスと同色にやはり白レース。お互い小道具は扇。

 写真をお見せできないのが残念ですが、写メを送ったしーちゃんによると「やけにイラッとするくらい」似合うとのこと。こういう遊びをするときは照れたら負けなんです。お高くとまるくらいでちょうど良い。必要なのは演技力+演技心。

 テーマパークのわりにいい感じで空いていて充分に楽しめた。そして私と葉っぱ嬢は仕事帰りのじゃりさんと合流するべく、夕食に焼き肉三昧するべく、明治村を後にしたのでした。

 (「初めてのキスとクリエイターマーケット」編に続く)

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親の心

 バン・クライバーン国際ピアノコンクールで辻井伸行さんが優勝して、ここ数日彼に関するニュースを何度も見たけれど、インタビューのなかで私がいちばん印象に残ったのは、本人の言葉ではなくお父さんの「これで(息子が)食べていかれるかな」と呟いたというエピソードだった。

 障害があってもなくても。
 世間で言われるところの出来が良くても悪くても。
 ちゃんと食べていかれるか、自分で稼いでいかれるか。

 親の願いというのはこれに尽きるのだろう。

 一生を通して子どもを心配し続けるのだから、本当に、本気で、親というのは大したものだ。私がそれをちゃんとわかったのは親を亡くしたあとだから、これから親孝行のできる人がとてもとてもうらやましい。

 つい勘違いしたくなるのだよね。いつもいつも、いつまでも親は元気でいるものだ、と。

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花の小物たち

 旧「NOTEBOOK」のアンティーク記事は綺麗さっぱり消してしまったので(書籍版には写真入りで残っている)、また最初から新しく作りなおしである。気が向いたときにふらっと更新する予定。いつものことだけど…。

 今回は私の好きな「花」をモチーフにしたアンティークをいくつか。

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 キャンドルスタンド・1930年代製・イギリス。

 それほど古いものではないけれど、台座のプチポワン刺繍が私の好きな薔薇・すずらん・忘れな草と揃っているのが気に入って購入。真鍮部分の細工も適度に使われた感じがいい風合い。もちろん普段使い可能。
 何もしたくないとき、これに蜜蝋を灯してぼうっと過ごすことがある。その時間はあまりに静かで、もしこのまま私の心臓が止まっても、きっと止まったことにすら気づかないんじゃないかと思う。

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 ビネグレット・1868年製・イギリス。

 ビネグレット(vinaigrette)とは、「締めつけた夜会服の女性が気絶しそうな時の気付け薬入れ」のこと。一重の薔薇が透かし細工で彫られた中蓋を外すと当時の薬をしみ込ませた綿がいまも残っている。純銀製で、細部まで凝った装飾がとても美しい一品。中蓋以外でもうひとつ、これが花の小物だと思う理由があって、それが。

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 持ち主の名前。

 「ローズ」という貴族階級の女性のものだったことがわかる。それにしても美しい名前だ。どんな髪の色と瞳の色だったのだろう。
 金髪に青い瞳もいいけれど、なんとなく私の「ローズ」は黒髪に緑の瞳のイメージである。

 最後にヴィトリアン・カード。

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 立体カード・1900年初期製・イギリス。

 薔薇・すずらん・忘れな草・菫・ひなぎく…と、花盛りなカード。ほかにも葡萄やリボンといったヴィクトリアンらしいロマンチックなモチーフがたくさん詰まっている。手描き・手彩色、そして細かいカッティングのすべてが手づくり。

Img_0553_3  でもこのカードの中でいちばんのお気に入りはこの少女。 

 ふさふさした金髪と、賢そうな瞳。ちょっと生意気な感じのする微笑みが私の好み。無邪気全開も嫌いではないけれど、不思議とアンティークカードの少女たちは大人びた表情が多い。

 ということで、今回は花ものを三種類アップ。まだほかにも色々とあるので、やる気が続けばぼちぼち紹介していきます。

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ブラックボックス

 アメリカのGM破綻のニュースが流れた翌日、私のところには定額給付金の知らせが届きました。正確には定額給付金が指定口座に振り込まれますよ、という知らせが。(二度手間…)

 しかし当の給付金も通知に使われた費用も、もとを正せば「税金じゃん!」と思うとですね、無邪気なお子さまと同じく「ラッキー☆」とは喜べないわけですよ。これに使われた税金が、遠くない将来どんなかたちでこちらの首を絞めてくれるか予測できるから。

 税金を払うのに異議はない。国民であり社会人として、いままで税金で受けた恩恵を前の世代や次の世代に返していくのは当然だと思っている。でないと国が破綻してしまうしね。
 だからこそ訳のわからないことに使われたら困るのだ。必要のない道路工事とか、政治家の飲食費とか、その他諸々のたくさんありすぎる無駄だとか。

 ああ、私の所得税と住民税と固定資産税は国家という巨大なブラックボックスの一体どこへ消えてしまったのか。

 考えると腹が立つ。腹が立つから定額給付金もさっさと使う予定。しかし12000円だと欲しい物が買えない。なので結局は自前持ち出しになるという…。これは得なのか損なのか? 私的にはたぶん損。

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格好いい男

またしても観てから一ヶ月近く過ぎてしまった…! レビューはなるべく観たらすぐ書く、にしたいと思う。思うだけ、になりそうだけれど。

◆「フィッシュストーリー」

 伊坂幸太郎原作、中村義洋監督。出演は伊藤淳史・他。
 鳴かず飛ばずのパンクバンド「逆麟(ゲキリン)」が解散前に発表した最後の曲「フィッシュストーリー」が、数十年後に回りまわって隕石衝突で地球滅亡の危機から世界を救う…という物語。ちなみに「フィッシュストーリー」とは「ほら話」という意味。
 格好悪くて格好いい。格好悪いことから逃げないから格好いい。運がないのも実力不足も自分のせい。それはそれとして、いまの自分から逃げていいはずがない。逃げなければ絶対になにか変わる。たとえそれが今日明日でなくても。

 劇中で流れる「フィッシュストーリー」はかなり格好良い曲でした。原作は読んでいないけれど文庫化したら読んでみようかな。映画がよかったからヘタに原作を読まないほうがいい、という気持ちもあるけれど。
 しかし伊坂幸太郎の本は映画化され過ぎなんじゃないかと思う。

◆「シラノ

 エドモン・ロスタン原作、フランク・ワイルドホーン音楽、主演は鹿賀丈史。
 ストーリーは言うも愚かと思うほど有名なので省略。そこを敢えていうなら言葉を持つ男と言葉を持たない男と、言葉しか信じるもののない女の悲喜劇。でもシラノは格好いい。ラスト、「死」に対して啖呵を切るシーンで男の痩せ我慢と心意気をあますところなく魅せてくれる。
 曲はソロナンバーが多くて私の好きなアンサンブルがあまり聞けなかったのが残念。CMで流れていた「我らガスコン」は好きなんだけれどな。

 クリスチャン役の浦井健治は「エリザベート」のころよりさらに歌も芝居も上手になっていた。どこまで伸びるか楽しみである。ロクサーヌ役は朝海ひかる。愚かでしたたかな女の演技が上手い。ただし歌と声は私の好みではない。
 そしてシラノ役の鹿賀丈史。もとから現実感の薄い人だけに(褒めてます)、コスチューム・ドラマがよくハマる。舞台に立つと華があるのはさすが。
 だがしかし、なぜ歌のここぞという高音パートになると声が裏返る…!

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半分徒歩遠足

 JALの機体整備工場見学は中止になってしまったものの、もうセンターに連絡して当日の給食はカットしてあるし、子どもたちの楽しみがこのまま潰えるのもどうかと思うし、じゃあなんとかやってみようか!

 ――ということで。

 家庭訪問シーズンで忙しい最中、突貫工事で企画・申請・準備して(校長に「え? 行くの?」的な態度を取られつつ)、ふたつ隣の市まで半分はバスを使った徒歩遠足に行ってきました。さすがに全行程徒歩にするときついので!(こちらも翌日から仕事にならなくなる…)

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 それでもまあ、暑い中よく歩いたと思う、約二時間。
 これでもかというほどの快晴ですよ。

 肩に掛かるリュックが重い。満タンの水筒二本はなかなかしんどい。
 一本は自分用、一本は絶対途中で飲みきってしまい、空になったと騒ぐヤツがかならずいるので予備。熱中症にさせるわけにはいかないしね。

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 ここはトトロの森に続くのか、と思うほどのどかな風景が広がる。街の中心部から三十分程度しか離れていないはずなんだけどな?
 ともあれ、子どもたちも疲れながら楽しんだし、事故も事件もなく無事に遠足は終了。子どもがのびのびと過ごす、遊べる。大人には本当にそれが何よりなんですから。

 そんな大人たちへのご褒美は、チーム全員参加の夜の遠足。
 がんばったあとの焼肉とビールってどうしてこんなに美味しいのか。

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